EPAの最新ニュース。

今なお高い人気を維持するEPA・DHAに関する最新ニュースをお届けします。
多彩な働きを持つ不飽和脂肪酸は健全な生活習慣に必須の栄養素です。
ニュースの情報を上手に活用して下さい。

魚油が脂肪を燃やす仕組み

(2015/12/23)

魚油を多くとると太りにくくなるメカニズムを京都大の河田照雄教授らのグループが解明して、2015年12月17日付の英科学誌「サイエンティフィック・リポーツ」(電子版)に発表されました。

魚油にはDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペタエン)が含まれており、体内に入ると体脂肪を燃焼することは知られていたが、詳しい仕組みはわかっていなかった。研究チームは、DHAとEPAを加えた高脂肪のエサをマウスに10週間与え、高脂肪のエサだけを10週間与えたマウスと比較しました。

?すると、DHAとEPAを食べたマウスは、内臓脂肪が15〜25%減る一方、「褐色脂肪細胞」という体脂肪を分解して熱に変える細胞が増えていた。DHAとEPAが交感神経の活動を活発化させ、神経伝達物質のノルアドレナリンを放出させる。そして、ノルアドレナリンが脂肪をため込む悪玉の白色脂肪細胞を善玉の褐色脂肪細胞に変えてしまうという研究結果でした。

DHAやEPAが体脂肪抑える

(2015年12月18日)

魚油を多く摂取すると、太りにくくなる――。京都大学は12月18日、魚油に含まれるDHA(ドコサヘキサエン酸)とEPA(エイコサペンタエン酸)が、脂肪を燃焼する細胞の増加を促し、体脂肪の減少をもたらすと発表されました。同大などの研究チームがマウスを使った実験でこれを証明し、研究結果は17日付のイギリス科学誌「Scientific Reports」オンライン版に公開されています。

研究によると、京大の河田照雄教授らは体の脂肪を分解して熱に変える「ベージュ細胞」に着目。DHAやEPAを加えた餌を食べるマウスと、含まない餌を食べるマウスを10週間後に比較したところ、DHAなどを摂取していたマウスは体重や体脂肪の増加が抑えられ、ベージュ細胞の増加が見られたという。

今回の実験でマウスに与えたDHAとEPAは、人間に換算すると1日5〜6グラム。マグロのトロ約100〜150グラムに含まれる量に相当する。河田教授は「人に効果がある量がどのくらいなのか、臨床研究で確認したい」とコメントしています。

すい臓がん発症リスクを低下させる

(2015年12月11日)

国立がん研究センター予防研究グループは、2015年12月7日、魚介類に多く含まれるn-3多価不飽和脂肪酸を多く摂取している人は、そうでない人に比べすい臓がんの発症リスクが低下していると発表されています。

n-3多価不飽和脂肪酸はエイコサペンタエン酸(EPA)、ドコサペンタエン酸(DPA)、ドコサヘキサエン酸(DHA)などを含む脂肪酸の一種です。

その結果、魚介類由来のn-3多価不飽和脂肪酸を最も多くとっていた人のグループは、最も少ないグループに比べ、すい臓がんの発症リスクが30%低下していた。

青魚を食べると「うつ」になりにくい?
(2017年1月31日)

国立長寿医療研究センターとサントリー健康科学研究所の共同研究により、EPAとDHAをたくさん摂ると、中高年がうつ傾向になりにくいことが2017年1月25日に開かれた日本疫学会で報告されています。

EPAとDHAは脳の神経細胞を保護する働きがあり、抗うつ作用がある可能性が指摘されており、EPAとDHAが多く含まれる魚をたくさん食べる国・地域ではうつ病にかかる人が少ないというデータもあります。

魚油成分がガン治療に効果?
(2017年7月28日)

伊賀市立上野総合市民病院医療チームによるがん治療に関する論文が「サイエンティフィック・リポーツ(世界的な英国科学雑誌の電子版)」に掲載され、内容は、抗がん剤などで治療中の患者が魚油成分(EPA、DHA酸)を含む市販の栄養剤を毎日摂取したところ、治療効果が上がったとするものでした。

注意事項!

・本サイトの利用は、EPAの効果のトップページにある注意事項をよく読んでご利用下さい。

スポンサーリンク

Copyright (C) 2009 epa-dha.com. All Rights Reserved.