有効性の臨床結果について

様々な効能を持つEPAには、多くの有効性の臨床結果があります。
こちらでは、その内容について紹介していますので、ぜひ参考にして下さい。

EPAの有効性について。

魚などの食品に多く含まれるEPAは、現代人は不足傾向にありますが、様々な働きを持つ大事な栄養素です。

これまでにも、数々の臨床試験を実施し、多くの有効性が示されています。
下記に、EPAの持つ有効性を紹介します。

下記文中の緑色の文字については、(独)国立健康・栄養研究所より記事を一部引用しています。

循環器・呼吸器

EPAの代表的な効能ですね。

・中性脂肪値が100-330mg/dLの成人64名(平均年齢46歳)(試験群32名)を対象とした二重盲検試験において、1日あたりEPA200mg添加魚肉ソーセージを12週間摂取させたところ、血中中性脂肪、RLPコレステロールが低下したという報告がある。
・冠状動脈疾患に対して有効性が示唆されている。
・高リスク妊娠における妊娠由来の高血圧に対して、妊娠12週から14週において1日3gの経口摂取で効果がないことが示唆されている。

脳・神経・感覚器

このような働きも持っているとは、さすがEPAです。

・再発性の単極性うつ症状に対する抗うつ治療の補助剤として、経口摂取で有効性が示唆されている。
・境界性人格障害(borderline personality disorder)に対して、経口摂取で有効性が示唆されている。
・高リスク妊娠における妊娠由来の高血圧に対して、妊娠12週から14週において1日3gの経口摂取で効果がないことが示唆されている。

免疫・がん・炎症

アレルギー疾患の緩和に期待できますね。

・アトピーの妊婦がn-3系多価不飽和脂肪酸3.7g(エイコサペンタエン酸 27.7%、ドコサヘキサエン酸 56.0%)を含む魚油を20週間経口摂取することにより、子供のアトピー性皮膚炎の重症度が軽減されたという報告がある。
・大規模なコホート研究で、EPAの摂取量が高いほど花粉症のリスクが低下することが報告されている。
・L−アルギニン、RNAとの組み合わせで、手術後の回復時間を短縮し、重篤な合併症の予防、免疫能の向上に対して、経口摂取あるいは経管摂取で有効性が示唆されている。
・リウマチ患者に対して、EPAを含む魚油(30,130 mg/kg)やn-3系脂肪酸(2.6g:エイコサペンタエン酸 28%、ドコサヘキサエン酸 6%)を3-12ヶ月経口摂取させた研究において、症状の軽減が報告されている。
・大規模なコホート研究で、魚油を多く含む魚の摂取量が高いと前立腺ガンのリスクが低下することが報告されている。
・乳児554名にEPAを含む魚油を11日500mg、6ヶ月間経口摂取させた研究において、18ヶ月間の喘鳴を予防することを示唆した報告がある。

その他

下記のような、臨床結果もあります。

・DHA・EPAを含む魚油の経口摂取が潰瘍性大腸炎に対して有効性を示唆したという報告がある。
・中等度の肥満・高血圧患者52名がEPAを含むn-3系脂肪酸を経口摂取することにより、体重が減少したとの報告がある。
・アトピー性皮膚炎患者64名(2ヶ月-63歳)(試験群12名)にドコサヘキサエン酸1.2%、エイコサペンタエン酸0.6%を含む軟膏を2-3回/日、4週間塗布したところ、紅斑、丘疹、掻痒の皮膚症状が改善したという予備的な報告がある。

注意事項!

・本サイトの利用は、EPAのトップページにある注意事項をよく読んでご利用下さい。

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